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患者さんからよく聞かれる質問を「一般歯科」の項目にまとめてみたいと思います |
Q あの歯を削る音は何とかなりませんか? |
「あの音がイヤ」という方は大変多いです。申し訳ありません。 圧縮された空気で削る機械の先を回しているので、どうしても音がしてしまいます。 その回転数は1分間に50万回転くらい。 高性能の車のエンジンの回転が最高で1分に1万回転と言いますので すごい回転数です。 ご存知のように歯科医療は日々進歩し、無痛レーザーでムシバを治す、歯肉を治すという 治療も実現しています。 |
Q プラークってなんですか? |
プラーク=歯垢 ということは、ご存知の方も多いと思いますが 「プラークはタンパク質なんですか?」というご質問を受けました。 口の中に糖が入ってくると、ミュータンス菌は糖を分解し「不溶性グルカン」と「酸」を出します。 不溶性グルカンは水に溶けないベタベタした物質です。 歯の表面で不溶性グルカンと他の細菌が集まってかたまりを作ります。このかたまりが歯垢(プラーク)です。 プラークは食べかすではなく、ベタベタした細菌のかたまりです。 顕微鏡で拡大してみるとたくさんの細菌がウヨウヨ動いています。 プラークは80%が水、20%が固形成分です。 水の大部分が微生物細胞内に存在し 残りは非細胞性部分に存在するか タンパク質の成分に結合した状態か・・・遊離した状態です。 水以外の固形成分ではタンパク質がいちばん多く タンパク質の中でも微生物がムシバや歯周病に関連します。 ちなみに微生物は、おもに連鎖球菌の酵素と言われています。 プラークは歯ブラシできれいに落とすことができます。 プラークが唾液の中のカルシウムやリンなどのミネラル成分と結びついて石のように固くなったものを「歯石」といいます。 |
Q MRIを撮るのですが、口の中の金属は大丈夫ですか? | 「歯の治療で金属を入れてるけど、MRI撮っても大丈夫ですか?」とご質問をよく受けます。 MRIを撮るときに、歯科用金属で問題になるのは、@金属によって、MRIの画像が乱れる AMRI撮影時、磁場によって金属が引き寄せられたり、発熱する ことが挙げられます。 金属には磁性がある金属と磁性がない金属があります。磁性がない金属であれば、MRIを撮影しても問題はありません。 通常、詰め物や被せ物、インプラントに使用する金属はパラジウム合金、金、白金、チタンなどは磁性がない金属ですので、MRIは問題ありません。 歯科で使用される金属で磁性がある金属は、ニッケルやコバルトクロムなどです。主に入れ歯に使用されることが多い金属ですが、MRI撮影時は外して撮影を行なう事が可能です。 まれに、被せ物に使用される事があります。 実際は、上顎の奥歯に磁性の金属を入れていなければ、頭部のMRI撮影時でも画像の乱れは起こりにくいと考えられます。 また、歯に固定がしっかり出来ている詰め物や被せ物であれば磁場によって外れたりする心配もないと考えられます。 |
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